「なあ、ほむら」 「なんだよ、」 「俺達付き合い始めて、もう3カ月になるんだぜ」 「な、なんだよ。またその話かよ」 「だってよ〜。キスはおろか手ぇつなぐのも嫌がるぢゃね。お前は」 「う、五月蝿いなあ! そんな恥ずかしい事出来るかよ」 「全校生徒の前で告白するのは、恥ずかしくねーのかよ」 「言うな〜〜っ!! 魔がさしたんだよ、あの時はっ!」 「ふーん。ぢゃあ後悔してるんだ? 俺と付き合うの」 「そ、そんなワケないだろ」 プィッと身体ごと後ろを向く。勿論、顔が真っ赤になっているのを 見られたくないからだ。 ここはほむらの部屋。いつもやたらと大人数で賑わっている家だが、 珍しく今日は俺とほむらの二人っきりだ。 「いいだろ、別に。あ、あたしはとこうやって遊んでるだけで、 楽しいんだよ。」 俺はそっと背後に忍び寄って両人指し指でほむらの両方の耳の穴に そっと触れた。 「ふあっ?」 下半身の力がへなっと抜けたようだ。結構感度いいぢゃねぇか。 「ばっ…っ。お、お前何を…」 構わず耳の起伏を優しく撫で回し続ける。 「お前はそれでよくても、俺だって健康な年頃の男の子なんだよ」 「お前な…や、やめろよ! 怒るぞもう…」 膝から崩れ落ちそうになったので、両手でしっかりと抱きとめて 今度は左の耳朶をコリコリと甘咬みする。 「やめろってば……や…やめて」 ほむらは抵抗するが、弱々しい。言っておくが、普段のコイツが 本気で抵抗したら、俺は到底無傷では済まない。やはり今は力が 入らないようだ。……それとも、家に二人っきりって事でコイツ なりに覚悟はしていたんだろうか? 形ばかりの抵抗ってヤツ? ………ま、それは無いか。コイツの場合。 調子にのって俺はほむらの左の乳房を軽く揉んだ。 「はひっ!? だ…駄目っ! あ、あたしの胸なんか揉んだって 面白かないだろ?」 「そんな事無い。充分弾力はあるし、気持いいぞ?」 実際、コイツの胸は大きいとは言わんけど、そこそこ膨らみは あって、俺もそれ程大柄では無いから、俺の手には丁度いい。 薄着なので、乳首は直ぐに見つかった。既に少し硬くなって いたが、指で転がすと更にコリコリに凝(しこ)ってくる。 「ふ、ふざけな……んっ…あっ…はあっっっ……」 明らかに声の調子が変わってきた。本気で立っていられなく なってきたようなので、ベッドに押し倒した。 抵抗されないうちに七分袖のTシャツを胸が露になるまで たくし上げる。薄いグレーのスポーツブラが顕われた。 実用的な代物だが、ほむらにはよく似合っていて可愛い。 惚れた者の欲目だと、言いたいヤツは言え。 ブラも持ち上げて、指の腹で直に乳首を転がすと、ビクンッ と今迄に無い大きな反応を返した。 「………」 呼び方を変えやがった。普段は物をねだる時くらいしか、 名前では呼んでくれないのに。(いや、アイスとか他愛の無い もんだぜ? コイツが高価なブランド品なんぞおねだりする ワケがねえ。) 「……。もう止められないんだよ…な?」 「…俺はお前が好きだからな。だから、お前がホントに嫌なら、 止めるさ」 ほむらは少し困ったような、怒ったような顔になり、そして ふっと目を逸らしてぼそっと言った。 「嫌…じゃないよ。バカ…そんな事言わせんなよな……」 理性が吹っ飛ばなかったのは、俺にしては上出来だ。いくら 頑丈な身体だといっても、当然コイツは初めてだろうから、 (いや、俺だって初めてだ。)優しくしてやらないとな。 見よう見真似で愛撫を開始する。舌を絡ませる濃厚なキスに 始まり、首筋、乳首へと唇を這わせていく。その間も手を 休ませる事無く、乳房を中心に上半身を入念に愛撫した。 ほむらの声は言葉にならない喘ぎ声に変わっていき、徐々に 甘味を増してくる。 いつもは男同士の親友みたいな付き合いなので、コイツが どんどん「女」になっていくのは不思議な感覚だった。 それなりに征服感もあるし、愛しさも増してくる。 頃合と見て、ほむらのバミューダ丈のハーフパンツを下着共 脱がせて全裸にした。俺も上半身素早く裸になる。 ほむらのその部分は既に湿っているようだったが、充分に 濡らしておく必要があるだろう。少し唾を溜め込んでから、 俺はそこに顔を近付けて舌を這わせた。あまり嗅いだ事の無い 独得の香りがしたが、嫌な匂いでは無かった。 「っっ!…だ、駄目だよ、そんなトコ……」 上に逃げようとするのを構わず押さえ付けて舐め続ける。 最初は自分の唾液の感覚が大きかったが、丁寧に舐め回して いる内に、それ以外の滑らかな感覚が増していった。 ほむらの声は、かなり大きくなっていたが、この家の敷地は 相当に広いので、気にする事は無いだろう。 「んあぁぁっ!!ーっっ!」 ひと際高い声をあげて、ほむらの全身が硬直した。凄い力で 首を両足で締め付けられた。軽くイッてしまったらしい。 ほむらの息が荒い。 「どうする? 少し休むか?」 「…いい……。……、あたしにも…お前のを…」 言いたい事は解った。当然、してくれたらいいなと思っては いたが、まさか向こうから申し出てくれるとは思わなかった。 もちろん、俺に否やは無い。俺も下も脱いで全裸になる。 逆向きに跨がって貰い、所謂シックスナインの体勢になった。 「凄いな。大丈夫なんか?こんなの……」 「いや、俺は普通サイズだと思うぞ? だから大丈夫だ」 「そう…なのか? 両手で握っても先が余るぞ?」 お前の手は女の子にしても小さい方だからな。まあ、大きいと 言われて、悪い気はしないさ。 歯だけはたてるな、と注意して自由にしてもらった。雁首の 感触が面白かったのか、根元を手で扱きながら、その部分を 中心に唇を上下させ、時折段差の部分にじっとりと舌を 這わせていた。流石は野生児。自然と正解に辿り着くとは。 空いた手で袋の愛撫までしている。断じてコイツはAVで 研究なんかするタイプではないのだが。俺のそれは痛い程 キンキンに勃っていた。 俺の方もねちっこくクンニを続けていたので、ほむらは又 高まって来て、しばしば俺のモノを銜えていられなくなって 口を離してしまうようになってきた。 「……」 「ああ…」 ほむらに正常位の体勢をとらせ、モノをあてがった。初めて だったのだが、感触だけで、「ここで正解」というのが 何となく解った。俺もほむらの影響で野生化しているのかも 知れない。 なるべく痛くしないよう、慎重に進むつもりだったのだが、 「何か」を突き破った時も、ほむらは少し身体を硬くした だけだったので、ついつい性急に進めてしまった。 もっとも感覚としては、その後もスムースに進攻したとは 言い難く、無理矢理押し拡げて進むような感触だった。 なにしろ初めて異物が侵入するのだ。 「・・・っっ!っっ……。」 「うん?」 「悪い…。暫くこのままで…動かないでいてくれるか?」 激しく後悔した。やはり痛くない訳は無かったに決まってる。 大体こいつは身体的苦痛に耐える事には馴れているんだった。 そんな事も忘れていたとは。ほむらは健気に耐えていたんだ。 ほむらが落着くまで、俺は髪を撫でてやったり、キスをしたり して、宥めていた。何と言ってもほむらと一つになっている という事実だけで感動していて、このまま終えても構わない とさえ思っていた。 とは言え、やはり興奮はしているので、ほむらが落着いて くると、段々愛撫が本格的なものにエスカレートしていった。 すると、俺のモノを締め付けている感覚が少しづつではあるが 柔らかいものに変化していった。 「ほむら。ちょっとゆっくり動かしてみるぞ?」 「ん……」 慎重に動かしている内に、段々とスムースに動かせるように なっていった。 「……な、なんだか気持良くなってきた……」 「おう…。一緒に気持良くなろうぜ」 かなり激しく動いても大丈夫。と分かってきたので、俺は 自分自身とほむらを追い込んでいった。 「ああああああ〜っっ!! っっ!〜〜っっ!!!」 「ほむらっっ!!」 限界まで耐えて、俺は自身を引き抜き思いっきりほむらの腹に 精をぶちまけた。 「はあっ…はあっ…(き…気ィ失いそうな気持ち良さだよ…)」 しかし、射精した後の野郎が我にかえるのは早い。 急速に身勝手な不安が頭を擡げて来た。ほむらはこのまま「女」 になっちまうんだろうか? 俺は普段のほむらが好きなんだ。 「女」になるのは、俺に抱かれている時だけでいい。 ……分かっているさ。自分勝手な言い草だっていうのは。 「わっ。なんだあこれ!? 生暖かいな。結構気持いいけど。」 ほむらに向き直ると、腹に飛んだ俺の精液を指で掬って口に運ぶ トコロだった。 「妙な味だなぁ? 凄ぇ匂いだし。でも、のモノだと思うと そんなに不味い気もしないな?」 言ってる間にどんどん口に運んでしまった。 「〜。今度、直接飲ませろよ。なっ?」 ニカッと笑った。俺の愛して止まない悪戯っ子のような笑顔。 溜息と共に全身から力が抜けた。すまん、思い上がっていた。 俺に抱かれたくらいで、ほむらがほむらで無くなるワケは 無いんだよな。 「よし!ゲームの続きをやるぞっ!!っ。勝ち逃げは 許さね−からな?」 むう。呼び方がデフォで名前になったらしいのは大きな進歩 ……かな? 「分かったから、その前にお互い服を着ようぜ?」 次の瞬間ほむらの全身が真っ赤に染まり。 「ばっ馬鹿野郎〜〜っ!! 見るなぁぁぁ〜〜っ!!」 申し分の無い威力の会長キックが飛んで来た。 知っているか、ほむら? 会長キックはパンツが見える ってんで、隠れ会長ファンが秘かにウォッチングしてたの。 その恰好だと、パンツどころかあそこが丸見えだぜ? ふふ、俺だけの特権だな。この光景は。(笑) |